なるように生きる。

日常生活の中で感じた事や、思った事をのんびり綴るブログです。

いつか普通になれると信じていた。

どうも、こんばんは。白煉です。

またまた、マイペースに出没してみました。

 

 

 

 

 

テレビでどこの誰が結婚したとか。

友人知人から誰それが、あるいは本人が結婚した。

 

そんな話題を耳にする度に私は、魂が抜けそうになるのです。

 

たぶん、そのまま魂が抜けてしまって、永遠に目が覚めない方が私は幸せだろうし、二酸化炭素の排出も抑えられるだろうから地球にとっては喜ばしいだろう。

このまま体が朽ちて、もしもそこから伸びた植物が花を咲かせる事があったなら、私にとってはまたとない奇跡だろうなと思ってしまうのです。

 

 

 

初記事を書いた時、私は自分の事をアラサーと書きました。

では、ここに改めて記すとしましょう、32歳の独身です。

 

小鳥マークのさえずりSNSではちまちま実年齢を明かしているのだけど、そういえばブログに書いてなかったのを思い出しました。

 

 

何というか、30歳過ぎの独身女ってどこかカワイソウに思われてるような気がして、そんな風に思われるのを気づくのが嫌で避けてたのかもしれません。

 

私の周りにいる(もしくはメールのやり取りをする)知り合いは、ほとんどが既婚であったり、子持ちだったりします。

職場の中も既婚者ばかりで、休憩室はわが子や家庭の話が耳によく届きます。

 

周りが既婚者ばかりだと、当然、独身が目立ってしまいます。

まるで物珍しい生き物みたいに、と感じてしまうのは、私は小さな事を気にしてしまう性質のせい。

 

好きな男性のタイプはどんなの?

付き合いたいと思う人はいないの?

その歳になるまで恋愛の楽しさを知らないなんて勿体ないね。

 

云われる度にうんざりしてしまいます。

そんな話題は適当に流して、相槌を打ってれば良いんだよ、と大抵の人は笑うと思います。

勿論、それとなく相槌を打ちますし、ただの世間話だ冗談だと受け流してくれる事を期待してその場しのぎの作り話をします。

 

私は聞かれた事には、こう答えてきました。本音でです。

「好きなタイプはいません。わかりません」

「人とわいわい騒ぐより、1人で本を読んだり音楽を聴いたり、空想するのが好きです。空想しながらぷらっと散歩するのも大好きです」

「↑の事が楽しくて、趣味に忙しくて興味を持つ暇がなかったです」

 

思った通りに伝えれば「またまたー」と、理想が高いんでしょ、強がってるんでしょ、と流されてまともに取り合って貰えませんでした。家族でさえ。

話しても通じないなら、嘘を語ればいいと私は思いました。

 

そしたら、周りの人たちは嘘の話の方を信じ、話を広げようとするのです。

独身の男性を指して、「あの人はどう?」と頻繁に聞いてきて、本当に鬱陶しかったです。

街コンを勧められ渋々参加したら、その話を聞きつけた人が知人男性を紹介してきて日時をセッティングされて、これまた渋々会う羽目になったりしました。

 

面倒くささばかりが目について、恋愛の楽しさは欠片も解らない。

 

 

本音云わせて貰えば、ほぼ初対面で内面はろくすっぽ知らない、知っても正直どうでもいい相手と、たとえ想像上であっても無理やりつがいにされる私の苦痛がどんなものか、声を大にして云いたかったです。

おそらく私は「彼の唯一の人になれて幸せです」と指輪キラっする機会はないだろうと、確信しています。

 

 

なぜなら、男性に恋をした事がないからです。

恋愛未経験である事に、恥や寂しさを感じた事がないからです。

 

こんな私も、子どもの頃は自然と恋愛するものだと思ってたし、普通にお母さんになるものだと信じていましたよ。

母は19歳で結婚し、私の歳の頃には3人の子持ちだったというのに。

 

 

 

 

 

普通って、存外ハードル高いものですね。